言葉ってのはな、あんたみたい軽々しく使っちゃいけないんだよ。押し付けられて平気でいては、だめなんだ。
『NO.6』小説 #2
種の持ち主:ネズミ
言葉とは、何だろうか。
その人の言葉は、その人しか生み出せない。
その人の言葉が、ときには誰かの命を左右する。
その人の言葉には、何千何万何億もの想いが詰まっているのだろうか。
その人の言葉は、単なる道具になってはいないのだろうか。
「抗わず、心にもない誓いの言葉を毎朝唱えて、平気な顔をしていた。
紫苑、言葉ってのはな、あんたみたい軽々しく使っちゃいけないんだよ。
押し付けられて平気でいては、だめなんだ。
あんたは、それを知らない。
だから、信用しない」
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