ならば前に進むしかないじゃないか!
『鋼の錬金術師』漫画 第41話 小さな人間の傲慢な掌
種の持ち主:エドワード・エルリック
「禁忌を犯したオレ達に協力してくれる仲間がいる
怒ってくれる人がいる
だまって支えてくれる人がいる
二人で元の身体に戻ろうと約束した弟がいる」
たくさんの人に支えられて、今を生きている。
たくさんの人のおかげで、今のこの命がある。
「そして事件の事を知ってしまって後戻りできない状況にある
ならば前に進むしかないじゃないか!」
ただただ、進むしかない。
遠回りだとか、近道だとかは分からない。
けど、だからこそ、がむしゃらに進むしかないんだ。
「もう誰一人失わない方法で
もし目の前で誰かが犠牲になりそうになったらオレが守る
難しい事かもしれない
この手で守れるものなんて自分の身ひとつで一杯なのに
更に他のものまで守ろうだなんてただの傲慢かもしれない」
支えられて生きているのに、他人を支えるなんてできるのだろうか。
「でも身の程知らずと言われようとも
今のオレにはこれしか思いつかない」
馬鹿と言われようが、罵られようが、構わない。
自分が正しいと信じる道を行こう。
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